夏の遠征に子どもを送り出しても、そこで何を持ち帰ってきたのかは、外からは見えにくいものだと思います。

8月3日から4泊5日で行ったU15東海遠征で、私たちが選手に見ていたのは試合数ではありません。遠征の前にどんな準備をして、現地で何を選んだかです。

5日間で16試合を戦う中で、そこが出た選手と、出なかった選手がいました。

月末にはU15フットサル選手権の千葉県予選、9月下旬には高円宮杯の千葉県予選が控えています。本番に向けたこの5日間で何があったのかを、記録に残しておきます。

8月3日から4泊5日。静岡・愛知・三重を回った5日間の行程

初日のフットサル大会から始まり、静岡・愛知・三重と会場を移しながらの5日間でした。行程は次のとおりです。

日程会場内容
8月3日(月)P.S.T.C.LONDRINA様主催大会フットサル大会(予選リーグ・決勝トーナメント・トレーニングマッチ)
8月4日(火)オイスカ浜松国際高校交流戦
8月5日(水)ララポルト(ラランジャ豊川様)ララフェス
8月6日(木)四日市中央フットボール場フェスティバル
8月7日(金)四日市中央フットボール場フェスティバル

種目も会場も変わる中で、5日間で16試合。あっという間の遠征でした。

初日はP.S.T.C.LONDRINA様のフットサル大会。合間の試合を含めて5試合

いつも交流していただいているP.S.T.C.LONDRINA様が主催するフットサル大会に参加しました。予選リーグは2位で通過したものの、決勝トーナメントの初戦で敗退しています。

勝っていればあと2試合できました。その機会をつかみ取れなかったのは、残念でした。

それでも、合間のトレーニングマッチも含めて5試合をやらせていただきました。この中での経験は、U15フットサル選手権の本番できっと活きてくると思います。

負けた試合の後、切り替えの早い選手と、引きずる選手に分かれます。
その差は技術ではなく、次の準備に手をつけられるかどうかです。

夏休みとはいえ平日の月曜日に大会を開催し、選手たちに貴重な経験の場を作ってくださったP.S.T.C.LONDRINA様の関係者の皆様、対戦いただいたチームの皆様、ありがとうございました。

試合の後は小田原城を見学。天守閣から遠くまで見渡せました

試合の後に少し時間の余裕があったので、小田原城を見学しました。天守閣からは、遠くまで見渡せる景色が広がっていました。

サッカーだけで5日間を終わらせたくない、という思いがあります。

小田原城の天守閣を背にした集合写真

小田原城はいつごろ建てられたのか、戦国時代の城主は誰だったのか、誰に攻め落とされたのか。選手たちにとって社会科の良い勉強になっていれば何よりです。

遠征に出れば、知らない土地に立ちます。
その場で自分から見に行こうとするかどうかも、サッカーの姿勢とつながっていると感じています。

2日目と3日目はラランジャ豊川様の「ララフェス」。フルピッチのホームグラウンドで

2日目と3日目は、ラランジャ豊川様が主催する「ララフェス」に参加させていただきました。

3日目には、ラランジャ代表の宮澤様の考え方が詰まったフルピッチのホームグラウンド「ララポルト」でも試合をさせていただいています。フルピッチとは、公式戦と同じ大きさのグラウンドのことです。

整備された人工芝のピッチでのウォーミングアップ

クラブが自分たちの手でここまでのグラウンドを持つまでに、どれだけのものが積み重なっているか。ピッチに立たせていただきながら、そのことを考えていました。

4日目と5日目は四日市中央フットボール場。U15とU16の交流戦

4日目と5日目は、四日市中央フットボール場でのフェスティバルに参加しました。

企画してくださったのは、現在は四日市工業高校で指導されている山崎様です。以前は樋口前監督とともに、三重県の名門である四日市中央工業高校を長く指導してこられた方です。

試合前の円陣。四日市中央フットボール場にて

ララフェスも四日市でのフェスティバルも、どちらもU15とU16の交流戦でした。中学生が高校生年代と対戦できる機会は、そう多くありません。

一つ上と当たると、寄せの速さも当たりの強さも変わります。
そこで通用しなかったことを自分の課題として持ち帰れるかどうかを見ていました。

遠征中の対戦相手(8月4日〜7日)

サッカーでの対戦相手は次のとおりです。

8月4日(火)@オイスカ浜松国際高校

  • エスパルス富士様
  • オイスカ高校U16様

8月5日(水)@ララポルト

  • ラランジャSE様
  • 刈谷高校様
  • 若鮎長良FC様

8月6日(木)@四日市中央フットボール場

  • 四日市中央工業高校U16様
  • 四日市工業高校U16様
  • FC ZEAL TOKYO様

8月7日(金)@四日市中央フットボール場

  • 四日市西高校U16様
  • 四日市南高校U16様
  • 岐阜西SC様

4日間で11チームと対戦させていただきました。どちらも整った環境で試合をさせていただき、フェスティバルを企画・運営してくださった皆様、対戦していただいたチームの皆様、ありがとうございました。

ワールドカップの舞台に立った選手を育てた場所で受けた刺激

今回お世話になった2つの場所は、どちらも日本代表に届いた選手を育てています

ラランジャ豊川で小学生年代を過ごした菅原由勢選手は、名古屋グランパスのジュニアユースを経てプロになり、日本代表として世界の舞台に立ちました。四日市中央工業高校出身の浅野拓磨選手は、2022年のワールドカップ・ドイツ戦で決勝ゴールを決めています。

いつかアベーリャスからも、あのような舞台で活躍する選手を輩出できたら。
それぞれの関係者と話をする中で、大きな刺激を受けました。

指導者の方々と交わした言葉は、この遠征で持ち帰ったもののうち、目には見えない部分の一番大きなものでした。

3年生には最後の遠征。準備と意識をどう活かせたか

自分たちのチームを振り返ると、遠征前の準備と遠征中の意識の大切さを改めて感じる5日間でした。

自分とどれだけ本気で向き合えたのか。初日のフットサル大会も含めて、この充実した行程を自分だけでなくチームの成長のために活かすことができたのか。

特に3年生にとっては、これがアベーリャスでの最後の遠征です。本当に悔いはなかったのか、自問自答して前に進んでくれることを願っています。

遠征は、行けば伸びるというものではありません。
行く前に何を決めて、現地で何を選んだか。それが9月からの試合にそのまま出ます。

夏の遠征で選手がどう変わるかは、7月の【大会レポート】ジュニアユースU14嬬恋アストーレカップ・標高1,400mでの3日間でも同じことを書いています。

まとめ|U15東海遠征の5日間を終えて

今回の遠征を振り返ります。

  1. 8月3日から4泊5日で、静岡・愛知・三重を回る強化合宿を行いました
  2. 初日はP.S.T.C.LONDRINA様主催のフットサル大会で、トレーニングマッチを含めて5試合を戦いました
  3. 予選リーグは2位通過、決勝トーナメントは初戦敗退という結果でした
  4. 2日目以降はララフェスと四日市でのフェスティバルに参加し、11チームと対戦しました
  5. U15とU16の交流戦で、一つ上のカテゴリーとの違いを体感しました
  6. 3年生にとっては、これがアベーリャスでの最後の遠征になりました

遠征全体を振り返ると、今回も人のつながりの大切さを感じることがたくさんありました。この遠征でお世話になった皆様に、心より感謝申し上げます。

Muito obrigado!!

千葉での大会の様子は、千葉豪雨を越えた中学生サッカー「U13館山フェスティバル」3日間でご覧いただけます。

アベーリャス千葉FCでは、ジュニアユース(中学生)の体験練習会を実施しています。日程や申し込み方法は【2027年度新中学1年生対象】ジュニアユース体験練習会のお知らせをご覧ください。

こうした遠征や試合の環境に興味をお持ちの方は、ジュニアユース体験のお申し込みフォームからお気軽にご連絡ください。